2015年度 活動レポート 第9号:三重大学德赢ac米兰vwin(1)

2015年度活動レポート(一般公募コース)第9号

德赢ac米兰vwin その1

三重大学德赢ac米兰vwin

平成27年6月29日から7月8日まで、ベトナムのホーチミン市師範德赢ac米兰vwinから10名の德赢ac米兰vwin生・德赢ac米兰vwin院生と2名の教員(うちJSTの補助対象は学生10名と教員1名)を招へいしました。

三重大学とホーチミン市師範大学とは協定を締結していて、毎年、日本語研修では6-8名の日本語専攻の学生を受け入れていますが、同大学より理科教育関係の交流事業の要望があったため、「德赢ac米兰vwin」のプログラムを企画しました。

ホーチミン市師範大学で高校理科教員を目指している学生数は1学年に400名程も在籍し、優秀な学生はベトナムでトップレベルの高校の理科教員になります。この交流計画では、日本の理科教員養成に関する大学での講義や実験の受講をはじめ、SSH校である高校の授業視察や高校生との交流を通じて、日本の高校理科德赢ac米兰vwinを学ぶとともに、先端技術を紹介している科学館で体験活動を行うことで、探究型理科德赢ac米兰vwinのあり方について考えることを目的としました。

日本の德赢ac米兰vwin事情と高校理科德赢ac米兰vwinに関する講義
初日には德赢ac米兰vwinの佐藤年明教授(教育方法学)が日本の教育カリキュラムと教育改革の歴史の講義を行い、日本の教育は指導要領に基づいて行なわれていることが説明されました。2日目には、德赢ac米兰vwinの荻原彰教授(理科教育学)が高校理科カリキュラム、高校理科教員の養成、および高校理科教育の現状と課題について講義をしました。日本の高校理科教員がどのように質を維持しているのか、STS(科学・技術・社会)教育の導入状況などの質問があり、ベトナムの教育改革における課題について議論しました。

学長表敬訪問および学生交流
2日目には德赢ac米兰vwinして歓談しました。駒田学長は一人ひとりの学生に対し、専攻する分野や将来の夢などを尋ね、「滞在中は多くの三重大学の学生と交流を持ち、色々な体験をしてください」と歓迎の言葉を贈りました(http://www.mie-u.ac.jp/topics/kohoblog/2015/07/jst-3.html)。午後には国際交流センターを訪問し、堀浩樹副学長らと大学間交流をさらに推進することを話し合いました。また、初日にはホーチミン市師範大学から本学に日本語研修に来ている留学生6名との交流会を開催して、ベトナム人から見た三重大学や津市について、情報を得てもらいました。2日目には德赢ac米兰vwin理科教育コースの学生によるキャンパス案内も行い、日本に来てから早い段階で三重大学に親しんでもらうことができました。

德赢ac米兰vwin
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三重德赢ac米兰vwinに留学中のホーチミン師範德赢ac米兰vwin生との交流会

理科教員養成に関する授業参加
3日目から5日目にかけては、德赢ac米兰vwinの教員による物理、生物、化学、地学の授業に参加しました。物理では、パスカル電線と名付けられている簡便な実験装置を用いて、電気と磁気に関する6種類の実験を行ないました。考えながら実験することで電磁誘導のメカニズムを理解できるようになり、アイデア次第で経費もかけずに優れた教材ができることを学んでいました。生物では、大学構内の植物の種子探しを行う実習に参加しました。日本の学生のグループに2名ずつ加わり、様々な種子を探して、形態的特徴と散布型について調べました。積極的な学習態度は日本の学生にとっても刺激となりました。また、地学では「手作り望遠鏡」の作成を行いました。このようなキットによって、望遠鏡の仕組みを学び、実際に観察することにとても興味をもっていました。

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國仲寛人先生(德赢ac米兰vwin)による物理実験
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平山大輔先生(德赢ac米兰vwin)による生物学実験